みなさんは泌尿器科にどんなイメージを持っているでしょうか?
「おしっこ専門の科」
というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか。
それは、近からず遠からずなイメージです。
ずばり泌尿器科は、『腎臓から尿道まで尿路に関わる全て』と『男性の生殖器』、『副腎などの内分泌系』を診る科です。
いまひとつピンと来ないかと思うので、今日は泌尿器科という科がどんな科なのかを解説していきます。
- 泌尿器科の一般的なイメージ
- 泌尿器科で扱う疾患
- 男女比、年齢層
1. 泌尿器科の一般的なイメージ
私自身が医学部に入る前のイメージ、あるいは知人からのイメージとして、
「おしっこ」「なんとなく下品」「何をする科なのかわからない」「なんとなく敬遠してしまう」
こういった声をよく聞きます。
何を診ている科なのかわからないが故に、適切なタイミングで受診できていない人がいるのが現状です。
2. 泌尿器科で扱う疾患
前述したように、泌尿器科では尿路、男性生殖器、主に副腎といった内分泌系、これら全ての疾患を扱います。
良性腫瘍、悪性腫瘍、尿路結石、尿路感染症、性感染症、男性不妊、小児の先天性奇形、腎臓移植…
など、その領域は多岐にわたります。
3. 男女比、年齢層
男性患者が多いイメージがあるかと思いますが、実は男女比は7:3。
男性生殖器を扱う分、どうしても男性の方が多いには多いですが、実際は女性の患者さんも沢山いるのです。
男女問わず(特に女性)羞恥心から受診を躊躇う方がおりますが、医療従事者は患者さんのそういった気持ちに十分配慮致しますので、困ったことがあれば迷わず受診していただきたいです。
悪性腫瘍を扱うため高齢者の割合が多いですが、結石や膀胱炎などの感染症、性感染症、不妊といった疾患は若年層にも起こりうるため、若い患者さんも意外と多いです。
少しイメージが湧いたでしょうか?
困った時にはぜひお気軽にご相談ください。

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